熱処理された牛由来のタンパク質を検出します。
固相化抗体、酵素標識抗体共にモノクローナル抗体を使用しています。
ブランク溶液で0.08以下、陽性対照溶液(高濃度標準品)で0.6~1.6です。発色は反応温度等により影響を受けますのでお気を付けください。
キットは2~8℃で保存してください。有効期限はキット外箱ラベル及び試薬ラベルに表記しておりますので、ご参照ください。
毒物・劇物・PRTR法に定められている物質は使用しておりません。ただし、反応停止液に1N硫酸を使用していますので、取扱いには注意してください。
加熱処理牛由来タンパク質検出キットVer.2では豚肉骨粉、ゼラチン、牛乳等に対する偽陽性反応を抑えることで、より精度高く飼料中の牛由来タンパク質を検出することができます。
行っていません。
可能です。一週間以内にご使用ください。
組成にタンパク質成分が含まれるため、用時調製してください。
タンパク質は抽出した段階から徐々に変性、分解が進行します。原則として抽出した当日に測定してください。
抽出液を加え加熱後、冷却・遠心分離をせずろ過を行いろ過液を検体としてください。その後の調製済み検体希釈液での希釈、測定操作手順は取扱説明書に従ってください。
粉砕機からの汚染を防ぐため、洗浄は念入りに行ってください。部品を分解した後、アルカリ洗剤(例:スキャット20-X(第一工業製薬))に浸け置きする、超音波洗浄機にかける、カップ内にアルカリ洗剤を加え粉砕機にかけるなど行うと改善されます。その他、手袋を操作毎変える、使い捨てのチューブを使用する、天秤を抽出、測定と別の部屋に設置するなどの対策も有効です。
開封後一週間以内は使用可能です。数回に分けて試験を行う際は、温度変化の繰り返しや異物混入を避けるため、酵素標識抗体溶液や酵素基質溶液は予めクリーンベンチなどで分注してご使用される方がより安定性が保てます。
試薬の付着等で汚染している場合がありますので、再利用できません。
プレートシールが不足する場合は、プレート用ふたをかぶせた後食品用ラップフィルムでプレート全体を覆ってください。
光が当たったまま反応させるとバックグラウンドが高くなります。良好な結果を得るため必ず遮光して酵素反応を行ってください。
反応停止後は30分以内に測定してください。
主波長のみでも測定は可能です。副波長を測定することでプレートの歪みなど物理的な要素を除去できますので、二波長での測定を推奨します。