確認検査が必要な場合は「特定原材料の表示が無く、スクリーニング検査(ELISA法)で検出されたにも関わらず、製造記録には使用したとの記載がない場合」です。
小麦、そば、落花生、えび、かに、くるみは通知においてより特異性が高いPCR法が指定されています。一方、卵では鶏肉、牛乳では牛肉とDNAが同一であり、原則的にPCRでの判別は不可能なため、ウエスタンブロット法が指定されています。
サンプル調製に12時間以上、ウエスタンブロット法の操作におよそ7時間を要します。
使用量にもよりますが、およそ5回検査可能です。
キットの構成試薬、その他必要な器具・装置・試薬、操作方法が異なります。
詳しくはこちらをご覧ください。
抽出用B液、各標準品に医薬用外毒物もしくは医薬用外劇物に該当する濃度の2-メルカプトエタノールを使用しています。
ご使用の際には法令に則ってくださいますよう、お願いします。
抽出液は全項目共通ですので、使用可能です。
モリナガFASPEK特定原材料ウエスタンブロットキットには抽出試薬が含まれてますので、特定原材料抽出用試薬を別途購入する必要はありません。
検体希釈液、抽出用A液、抽出用B液は共通です。
組成が異なるため、使用できません。お手数ですが、モリナガFASPEKエライザⅡやナノトラップ®ProⅡで検査した検体をモリナガFASPEK特定原材料ウエスタンブロットキットで検査する場合は、再度抽出工程から行ってください。
同等品であれば他のものも使用可能です。
ブロッキング操作を4℃で一晩静置することで、2日に分けて検査することが可能です。
他の抗体やタンパク質が非特異的に吸着するのを防ぐために行います。
転写する際に気泡が入った部分は転写されないため、メンブレン、ゲル、ろ紙を重層する際には気泡が入らないように注意してください。
抽出時に20倍希釈されているので、標準品0.5μg/mLが10μg/gに相当します。
検体希釈液に含まれる牛血清アルブミンが60kDa付近に確認される場合がありますが、問題ありません。