製品ごとにモノクローナル抗体とポリクローナル抗体を最適な組み合わせで 使用しております。
目安としてブランク溶液で0.1以下、50ng/mLで0.8 以上です。発色は反応温度等により影響を受けます。
96穴プレートを使用していますので、二重測定で最大40検体、三重測定で最大24検体、測定が可能です。試験回数をわけると、その都度標準品を測定するため、最大測定検体数は減少します。なお、通知に従う場合、三重測定で実施してください。
キットは2~8℃で保存してください。有効期限はキット外箱ラベル及び試薬ラベルに表記しておりますので、ご参照ください。なお、A液は溶解後、室温で保存可能です。
毒物・劇物・PRTR法に該当しませんが、反応停止液に1N硫酸を使用していますので、取扱いには注意してください。
通常の食物アレルゲン検査には、通知準拠キットであるFAPSEKエライザⅡ牛乳をお勧めします。
タンパク質加水分解物などでは抗原-抗体間の反応性が変化するため、測定結果が実際の含有量より少なくなる場合があります。
くわしくはこちらをご覧ください。
弁当などの食品は全体を一包装単位として考えます。また、小分け包装されている食品類も全体を一包装として考えます。よって、全てのものをまとめフードカッターで均質化して検体としてください。
食品採取重量1gあたりの特定原材料由来のタンパク質含量が10 μg(10 ppm)以上の検体については、微量を超える特定原材料が混入している可能性があると判断します。
抽出液は全項目共通ですので、使用可能です。
また、簡易検査キットのナノトラップProⅡとも共通となりますので、日頃のライン検査などの工程管理に合わせてご活用ください。
開封後一週間以内は使用可能です。数回に分けて試験を行う際は、温度変化の繰り返しや異物混入を避けるため、酵素標識抗体溶液や酵素基質溶液は予めクリーンベンチなどで分注してご使用される方がより安定性が保てます。
タンパク質の抽出、変性、還元を完全に進行させるため、12時間以上室温で振とう抽出してください。別途、通知外となりますがナノトラップProⅡの短時間抽出法が使用可能です。
上清もしくはろ過液を検体希釈液 I で20倍に希釈後、検体希釈液 II を用いて適宜希釈してください。
光が当たったまま反応させるとバックグラウンドが高くなります。良好な結果を得るため必ず遮光して酵素反応を行ってください。
主波長のみでも測定は可能です。副波長を測定することでプレートの歪みなど物理的な要素を除去できますので、二波長での測定を推奨します。